まこもだけ manchurian-wild-rice |
「まこもだけ」という
珍しい野菜をいただいた。
名前からすると、
タケノコの仲間のような印象だけれど、
「まこも」はイネ科。
アジア原産で、その歴史は古く、
古代から同じ形で存在していたんですって。
神事の霊草としても
古くから用いられていたそう。
栄養価にも優れていて、ミネラルが豊富で、
すぐれた体内浄化作用があるのだとか。
ちなみにワイルドライスは、
北アメリカ産の近縁種(アメリカマコモ)の実なんです。
私もアメリカに暮らしている時は、
付け合わせとしてよく食べました。
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外側をむいて
中の白っぽい塊をスライスしたら、
黒い斑点が…?
これは黒穂菌と呼ばれるもので、
この菌が「まこも」に寄生することによって、
根元の部分に「まこもだけ」ができるのだそう。
「まこもだけ」をいただいた時に、
食感を楽しめるように、
生か、生に近い状態で食べるように言われたので、
チキンと野菜のトマトスープの仕上げに入れて、
軽く火を通してみた。
シャキシャキとしたタケノコのような食感。
なかなかおいしい。
興味が湧いて、
どんなふうに育っているのか、
いろいろ訊いてみたら、
今度は生育途中の「まこもだけ」の穂を、
株ごとくださった!
「まこも」の穂 この根元に「まこもだけ」ができる |
ヒェ〜。スゴく背が高い。
とにかく水を欠かさずに与えれば、
育つということなので頑張ります。
この株から2つほどの「まこもだけ」が
うまくいけば収穫できるらしい。
日本で古来からある野菜にも、
あまり一般的に知られていないものがあるんですね。
そんな「忘れられた野菜たち」に出合ったら、
また、ご紹介しだいと思います。
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