2011-09-04

日本生まれのユリ
伊豆ユリ、ヤマユリ

伊豆ユリ

数週間前から《伊豆ユリ》と呼ばれる
気品あるとても美しい野生のユリが庭で花開いています。

このユリは、面白いことに、
ユリによくあるドットが花びらになくて真っ白。
同じ伊豆諸島原産の《サクユリ》の特徴にも似てますが、
葉がヤシのように、かたまって成長しているので、
《サクユリ》とも少し違う。
やはり《伊豆ユリ》は《伊豆ユリ》ですね。

花が大きすぎて倒れそうなので、
支え棒を立ててあげました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ちょうど1ヶ月前には、
《ヤマユリ》が大きなを咲かせくれて、
豪奢な風貌と、ウットリするような甘い香りで、
庭に華やぎをもたらせてくれました。

ヤマユリ
それにしても《ヤマユリ》は大輪でした。
前述の《伊豆ユリ》よりさらに大型!
立派な風貌からすると、
数年前から同じ場所で育っていたらしい。

《ヤマユリ》って、
こんなにも大きな花が咲くのですね。

カサブランカの先祖!?
 ヤマユリ

以前から欲しかった《ヤマユリ》が、
庭にあること自体も驚きでした。
さらにはこれまで存在を知らなかった
《伊豆ユリ》までが、こんなに身近に…。

神様からのステキなプレゼント♡

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

《伊豆ユリ》も《ヤマユリ》も、
どちらも日本固有種。
優雅で上品で見ているだけで心が和みますね。

伊豆ユリ

明治時代にはかなりの量がヨーロッパに輸出されていて、
品種改良されたもののひとつが《カサブランカ》なんだとか。
パリに暮らしていた時代から、
とても好きな花で、いただいたり、差し上げたり…。
《カサブランカ》のルーツが日本とは意外でした。

伊豆で過ごした夏休みは「和の発見」の連続。
そのひとつが、古来より野山に自生するユリの“美”。

大切にしていきたいです。

伊豆ユリ