【TOKYO】コロンビア大使館PROCOLOMBIA主催のカカオハンター小方真弓さんによるトゥマコのカカオセミナーにお招きいただきました。コロンビアのエクアドルとの国境沿いに位置する港町トゥマコから、2つのカカオの生産者団体の代表がそれぞれ来日しました。ひとつの生産者団体は太平洋側に面しており、もうひとつは川側に広がる地域だそうです。
トゥマコは代々続く伝統農法による古来品種を多く栽培している土地柄。ところが古来種の価値を知らなかった生産者の方々は、数年前に国から推奨された発育速度も速く病気に対する耐久力も生産性も驚くほど高いハイブリット種を植えてしまい、古来種が存続の危機にさらされていたのだとか。小方さんは6年前から生産者の方たちと勉強会を続けたことで、まだごく一部の生産者に限られるものの、ようやくカカオの品種を選別できる段階までになり、トゥマコ産のカカオ豆から作ったチョコレートで国際的な賞を受賞することもできるようになりました。生産者の方々の言葉の端々に小方さんへの感謝の気持ちを表されていたのが印象的でした。
昨年、私は小方さんからトゥマコ産のカカオ豆についてうかがって以来、かなり気になっていたのですが、今回のセミナーやテイスティングでさらに興味を持ちました。
同席させていただいたコロンビア大使は「チョコレート中毒」と自称されるだけあって、カカオハンターのチョコレートを使った数種類のスイーツやショコラもすべて見事に完食! それにしても生産者団体の代表のお2人は初来日なのに東京に到着した途端に、雪と寒さに見舞われてしまい少し気の毒。今日からは天気も回復しそうなので残りの日本滞在を楽しんでくださいね!
写真は、左からロハスPROCOLOMBIA東京事務所長、小方真弓さん、ミンディネロスさん、ガブリエル・デュケ駐日コロンビア大使、そして右端がトレスさん。下はコロンビア産カカオ豆を使用したカカオハンターのタブレット4種。